襟の種類part.2

● タブ・カラーシャツ
 タブは大きく分けると、スナップ・ボタンで留める「ホックタブ」とループでボタンにひっかけて留める「ループタブ」の2種類。ただし、ループの変形パターンが数種あり、4・5種類という所が正解。

●ピンホール・カラーシャツ
 タブカラーと違うのは衿の前面に、金や銀のピンの頭が見える所。またピンホールのピンがネクタイの結び目を軽く持ち上げる効果もあるので、全体から受ける印象は、タブカラーよりもドレッシーである。別名アイレットカラーや、ピンカラーと呼ばれている。


● ドゥエボットーニ(デュエボットーニ)・シャツ

いまやシャツの定番となりつつある、ドゥエボットーニ。衿の高さを競っていた時代に、衿元が曲がらないようにボタンを付けた事が名残だといわれている。だからとにかく衿が高い! ボタンを外すだけでかなりカジュアルになるので、オン・オフの切り替えにはもってこい。


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● イタリアンカラーシャツ

イタリアンカラーの特徴は、何といっても衿から第一ボタンにかけてできるきれいなロール。第一ボタンをはずして着た時に、そのあいた感じが何ともいえない衿元を演出してくれる。決してだらしなくはならない、そしてエレガントさは失わない。ノーネクタイ専用のややカジュアル度の高いシャツでありながら、非常にエレガントなシャツといえる。


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●ラウンド・カラーシャツ
 
ラウンドカラーには、その種類によってユニークな名がついている。衿先が長いものは、うさぎや犬の耳に形が似ていることから、ラビッドカラーやドッグイヤーズカラーと呼ばれる。特にラウンドカラーはその形状から、顔の丸さが強調されるため、丸顔の人は注意が必要。



●マイターカラーシャツ
マイターとは、額縁の隅のような繋ぎ目、つまり斜めつぎのことで、本来は額縁の角のように合わせた衿(上左)のことを指す。最近では上右のような切り替え衿(ストッパーカラー)のことも、マイターカラーと呼んでいる。ボタンが半分隠れた、切り替えしの衿のボタンダウンシャツで、おしゃれを決めてみてはいかが。



● オープンカラーシャツ
  オープンカラーシャツを直訳したのが「開衿シャツ」。オープンカラーの特徴は、最初からネクタイを締めることを考えていない衿。だから衿足がなく、たいていは衿を開けているのが基本。もっとも、小さなボタンとループが付いているため、一応衿元まで留めることはできるようになっているのではあるが...

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